How to care
作家もののうつわについて
当店では、作家さんのうつわを多くお取り扱いしております。
ひとつひとつ作家さんの手で制作されており、大きさや、仕上がり具合に個体差があります。
手作りならではの個性や、温もりが魅力のひとつでもあります。違いをお愉しみいただけますと幸いです。
やきもの(陶器/磁器/半磁器)
色合い、形、サイズ、重さ、色、柄の入り方など若干異なります。
■ 陶器特有の性質
- 陶器は若干の吸水性があるため、そのまま使用すると、料理や飲み物の匂い、色が移ることがあります。使い始める前に、目止めをすることをおすすめします。
- うつわの裏の釉薬のかかっていない部分は、多少のざらつきがあります。うつわを置いた面の傷つき防止として、ランチョンマットなどを敷くことをおすすめしております。または、サンドペーパーなどで滑らかにすることにより、傷つきにくくなります。
- 粉引きのうつわは、水に浸すと斑点のようなものが出る場合がありますが、これは粉引きの特徴でシミや不良品ではありません。
- 釉薬のかかり具合や、窯の中の入れる位置により、熱の伝わり方が異なることによって濃淡が出ることがあります。
- ピンでついたような小さな陥没が見られることがあります。これをピンホールといい、焼き物では避けられない現象です。手仕事ならではの味わいを愉しめるポイントでもあります。
- 小さな黒点が見られることがありますが、陶器製品の特徴ですので不良品ではありません。ひとつひとつ異なる表情をお愉しみください。
■ 貫入について
素地と釉薬(うわぐすり)の膨張率の差などによって、陶磁器の釉に細かいヒビの入った状態を貫入と呼びます。陶磁器独特の景色としてお愉しみください。
- 貫入は、陶磁器特有のもので、ヒビや割れではありません。
- 貫入は白い釉薬陶器や、薄い釉薬陶器によく見られます。
- 陶器を水につけると灰色の線が現れることがありますが、貫入に水がしみ込んだために出る陶器特有の現象で、使用に問題はなく、不良品ではありません。
目止めの方法
使い初めに、粗い土の表面にでんぷん質をかぶせ、目を埋める事で水分の染み込みを抑えます。完璧に吸い込みを抑える事は出来ませんが、有効な防止処置です。
➀器と器全体が浸かる量の米のとぎ汁を鍋に入れます。
➁15〜20分ほど、ごく弱火で煮沸します。(煮立たないようにしてください)
➂鍋ごと冷まし、よく洗い、充分に乾燥させます。
お手入れ方法
柔らかいスポンジと中性洗剤で洗って下さい。洗った後はよく乾燥させてからしまって下さい。水分を含んだまましまうとカビや匂いの原因となります。
電子レンジ
一部を除き、使用は可能です。ただし、過度な温めを繰り返すことは負担がかかりますのでお避け下さい。
食器洗い乾燥機・オーブン
基本的にはご使用になれません。
※耐熱仕様とされているうつわに関しては、オーブンは使用可能です。
ただし、直火は不可となります。
木のもの
作家さんによる手仕事の作品です。形、サイズ、色、重さなど個体差があります。
木材の使う場所により出てくる節目があります。木材特有のものですので、ひとつひとつの表情をお愉しみください。
■ 木材の特徴
- 木の製品は、天然素材を使用しているため、ひとつひとつ色合いや木目が異なります。天然目ならではの特質をお愉しみください。
- 木材に見られる黒い斑点やスジのようなものは、成長過程でできる「ガムポケット」と呼ばれるものであり、不良品ではありません。天然目の表情をお愉しみください。
お手入れ方法
- 使った後は、中性洗剤と食器用スポンジで洗ってください。
- 固いたわし、研磨スポンジやクレンザーはお使い頂けません。
- つけ置き洗いは、ひび割れ、劣化の原因になりますのでお避け下さい。
- 使用とともに表面のパサつきが気になるようになりましたら、ご自宅の食用オイルを布に染み込ませ拭き取り乾燥させていただきますと長持ちいたします。
(スーパーなどで比較的手に入りやすい、おすすめの食用オイルは、亜麻仁油、えごま油、紅花油です。)
電子レンジ
ご使用はお避け下さい。
ガラスのもの
作家さんの手作りによる作品です。色味、形、サイズ、重さに個体差があります。
手仕事ならではの魅力をお愉しみください。
お手入れ方法
- 柔らかい素材のスポンジで優しく手洗いしてください。中性洗剤以外のご使用は、ガラスを痛める原因となりますのでお控えください。
- 耐熱ガラス以外のガラス製品は、熱湯を注ぐ、熱い料理を乗せる、たくさんの氷を入れる、冷凍庫に入れるといった過剰な温度変化を与えないでください。破損の原因となります。
- 重ねて保管すると、傷がつき破損の原因となります。また、うつわ同士がぶつからないよう安定した場所で保管してください。
- 濡れたまま放置すると水滴跡や曇りが出るので、洗浄後は柔らかい布で水気を拭き取って自然乾燥させてください。
電子レンジ・オーブン・食洗器
ご使用はお避け下さい。